―Give me the reason,please...
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ファンデーションを指でとって、ふと、ああいつもより多いな、って思った。
最近ずっと、チークもアイシャドウも使ってないけれど、今日は、使おうかな。
やっぱり、いつもより気合入っているな、って思って。
気付いたんだ。
ああ、あなたに出会った頃、私まだ、お化粧してなかった。
18才。
私まだ、自分がお化粧するなんて、ありえないと思っていた。
鏡の中をのぞくなんて、できなかった。
仕事で、仕方なくお化粧を覚えた頃、もう、あなたと会わなくなっていた。
今、気付いたけど、お化粧した顔、初めて、見られた。
絶対、気付いてないね。そんなこと。
何だか、可笑しくなった。
あなたには、あなたの世界があって。
友達がいて。好きな人がいて。大事なものがあって。
環境が変わっていく。
変わらないなんて事は、ありえなくて。
分かっている。分かっているけれど。
知らないことが増えていって。もう、知らないことの方が、圧倒的に多くて。
で、気付くんだ。
ああ、始めから、知らなかったのかもしれない、って。
私には、あなたが、世界のすべてなんじゃないかとさえ、思う瞬間があるのに。
私には、決定的な、出会いだった。
あなたには、数ある出会いの一つかもしれないけれど、
私には、決定的な出会い。
思いのバランスがとれていなくて、時折しんどくなるけれど、
それでも、尚、余りあるほど、あなたは、
私に色々なものをくれたから。
私自身が気付いていないけれど、ある日、ふと分かるときがある。
変わったな、って。
自分が変わった、って思う。
一歩、だけ踏み出せるようになった。
傍から見れば、劇的に、私が変わったようには見えないだろう。
でも、根っこの部分が本当は、変わったんだよ。
ほんの少し。
ほんの少しだけど、それは、生きていくうえで、大きい。
そう、恩人なんだ。
命を、そのものを救われたわけじゃないけれど、
恩人なんだ。
知らないことが沢山あっても、まあ、いっか。
そう、思う。
あなたの一番になることは、できないけれど、
ずっとずっと、2番手集団にいたい。
私の中で、根っこの部分で、支えてくれているあなた。
きっと、どれだけ、私を救ってくれているか、
意識なんてしていないんだろうけど。
ありがと。
きっと、また、会おうね。
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