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久々に爪を限界まで短く切った。
体験レッスンとは言え、実に8年ぶりに『ピアノの先生』に習いに行った。
グランドピアノに触るのは、いつぶりだろう。10年近く触っていないかも。
日頃から短い爪だけれど、ピアノを弾こうと思って丁寧に切った爪はやはり感触が違う。
8年ぶりに空気にさらされ、かなりの圧力がかかった私の指先は、痛い、と悲鳴を上げている。

緊張の中、レッスンスタート。
ハノンの一番を取り敢えず弾くように指示される。
レッスンで先生に見ていただいたことはなかったけれど、自分で弾いたことはある。
数秒で、『薬指の独立性が悪い』と指摘あり。
先生、さすがですね。というか、ばれるの早すぎる私…。これは、永遠の課題かも。

自分の出す音を聴く余裕は、そんなにあったとは思えないけれど、
はっきり指が転んでいるのが分かる。
こんなにも弾けないものか、と唖然とする。

続いてハノンのスケールの指示。ただ上がって下がるだけ。
ものすごい基本のはず。
なのに、運指すら分からない。
仕方なく左手、右手とばらばらに弾く。ショック。
鍵盤がつかめない。
手首ってどうやって使うんだっけ?
両手を合わせると脳みそと指がリンクしない。

続いてハノンのアルペジオの指示。初見とは言え、ただ、ドミソドミソド…と上がる下がるだけ。
先生、私、バリバリ練習していた時でも苦手でした!
と内心叫びつつ。
全く『鍵盤を捉えられない』感覚。
手首をどう使っていいか分からない。
『手首が硬い』との指摘。先生の見本の手を凝視するもなかなかうまくいかない。

私の脳みそが『ド!』と叫んでも、指が言うことをきかない。

付属のカデンツは、まるで初めて聴いた響きのように感じた。
流石にハ長調くらい分かるはずなのに、初めてカデンツを弾いた人のようだった。

チェルニー30番の1番を、との指示。全く楽譜に見覚えがない。
30番は全部、済ませたハズ。記憶に改ざんがなければ…。
40番はどこまでやったか忘れたけれど。
最早初見状態ですが、そんなに難しくはない。すんなりよめる。
ただ、指が全く言うことをきかない。
左手→右手とさらっていく。
余裕がなさすぎて、再三『手首が硬い』と指摘を受ける。
左手の上腕にじんわりとした疲れが。早っ!
両手を合わせると、やっぱり、脳みそと指がリンクしない。

こういうとき、グランドピアノの譜面台と、鍵盤が遠いと感じる。
楽譜を見つつ、自分の手を確認することが難しい。
今の私にとって、動体視力を求められている気すらする。

いや~、ピアノって難しいんですね。

続いて、ショパンエチュード、革命。
先生、チャレンジャーですね。弾ける訳ありませんって!
ええ、そりゃ、昔、そこそこ弾けていたハズですが。
『弾けなくてもいいから、聴いて見たい』との仰せ。何じゃそりゃ。
最初の一小節で、心が折れる。
左手→右手の順にさらう。
全く弾けず、指が宙をさまよっています…。

不思議なもので、いきなり、ダーっと弾けるフレーズがあらわれる。
譜読みがついていっていないのに、左手が走りだすときがある。
右手が走り出すことはあまりない。
考えてみれば、左手を考えながら弾く余裕がなく、筋トレ状態で覚えさせていたかも。
右手は、それなりに頭を使いつつ弾いていたのかもしれない。
だから、左手は脊髄反射のように弾けるときが、右手より多いのかも。

流石にエチュードは譜読みがつっかえる。
ダブルシャープをみて、そもそも何調かも分かってないしっ!と
自分に突っ込みを入れつつ。
譜読み7割に脊髄反射2割に、残り1割は鳴らしてみる、という賭け状態。

大問題、一つ。 
低音の、ミ(ナチュラル)が、ファ(ナチュラル)に聴こえる。
驚愕した。
先生には言わなかったけれど。ぞっとした。

フラット、シャープが沢山使われていて、臨時記号(特にダブルシャープ)が多いときは、
脳みそで歌う『ミ』が、実際に打鍵するのは『ファ』になっていることはある。
だから、違和感があって、その違和感が久々なので、私の脳みそ中でズレが生じたのか?

正しく『ミ』ナチュラルを打鍵していたのに、『ファ』に聴こえて、
何度か鳴らし、それでも『ファ』に聴こえ、
自分の左手を目視して、『あれ、ミをちゃんと弾いている』と首を傾げ、
『あってますよ』と先生に言われることが2度もあった。

まさか、音が狂っていることは考えられない。
仮にレッスンで弾き込み過ぎていて、多少のズレが生じていたとしても、
素人の私にはっきり分かる位ズレているまま、放置する訳がない。
大丈夫か?私の耳。

取り敢えず、レッスンスタートできるように、ピアノと楽譜を入手しないと…。
次回のレッスンは未定で、希望日に予約を入れる形にしていただいた。
でもさ、そうして頂いた後、気付いたんだけれど、
定期レッスンよりも、ハードル高くないか?
自分で希望入れたのに、全く練習していなかったら、より失礼な気が。
というか『何しにレッスン予約したんだ』って感じですよね。
どうしよう?

――――

先生からのご指摘を思い出したので、追記。
・手首を使いましょう
 指の長さはそれぞれ違うのだから、均等に力をのせようと思ったら、
 自然と手首が回るような感じになるはず
・手や腕、体の重みだけを利用しないで、指を上げて弾くこともしましょう

2番目は特に、状況や程度によって変わってくる気がするのですが、
今は特に鈍りに鈍っている指たちを鍛える為にも、意識してみよう
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