―Give me the reason,please...
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会社の昼休み、知って、思わず叫んだ
いつもと同じメニューのお弁当を、無理やり詰め込んで
流しでお弁当箱を洗いながら、気づいたら泣いていた
ビル内を清掃してくれる業者さんが、すぐ傍らに立っていたことに気づかなかった
髪の毛を下ろしていて良かった
うつむきながら洗っていたから、きっと泣き顔は見られずに済んだ
軽く世間話をするどころか、今日の私は、挨拶すらまともにできていなかったかもしれない
いつもの何倍もの速さでお弁当箱を洗って
トイレの個室に駆け込んだ
どれだけ泣いたって、目をこすらなければ、目が腫れたりしない
涙がどれだけ頬を伝ったって、もともと薄化粧の私は、ばれたりなんかしない
いつもの私のトイレ休憩より、目立って長くはならないように
顔を洗って席へ戻る
ひきつった顔だって、微笑んで見せれば、ばれたりなんかしない
化粧直しの道具なんてなくても、ばれたりなんかしない
胸が苦しい
あくびを無理やりかみ殺したような涙目
やり場のない想い
息が苦しい
それでも、上司に呼ばれれば、元気良く返事をする
それが、私の務めだから
それが、あなたが、あなたたちが、ずっと示してきたことだから
―どんな状況でも、やるべきことに変わりはない
私が、今、ここで泣き崩れても、支障はない
仮に仕事を放り出して帰っても、実害はない
それでも、
引きつった笑顔で、私はそこに居続ける
何気ない冗談に笑い
何気ない世間話に付き合い
掛かってくる電話に、元気良く応対する
いつもより、少し速く、仕事をこなしてみせる
いつもより、少し大袈裟に、笑ってみせる
気を抜いたら、泣いてしまうから
―どんな状況でも、やるべきことをやれ
それが、あなたの、教えてくれた事だから
涙をこらえて、鼻がぐずついても
風邪のひきはじめかな~、なんて誤魔化しながら
私が、私ですら、こんなに苦しいのに
あなたは、皆は、どれだけ苦しいのか
でも、
いつか、いつか、この時が来ると、分かっていたのに
どうやって受入れればいい?
独りになったら、どうやって向き合えばいい?
いつかやってくる
全く同じで、全く違う日を
どうやって迎えればいい?
その日が、明日かもしれないのに
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