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金曜日
明日が仕事休みでよかったと思う反面、一人になった仕事もない週末が、恐ろしい
おごるから、後日、言うことなんでもきくから、
今日だけ、理由もきかずに、自棄酒に付き合ってって頼もうかと本気で考えた
そんなこと頼む相手、いないけれど
自棄酒ってどんな風に飲むのか、知らないけれど
帰りの電車の中でも涙目
降りて帰り道を歩きながら、もう泣いていた
やっとたどり着いた暗い部屋の中で、何度も何度も現実を確かめながら、泣いた
現実なんだね?
現実なんだよね?
分かっている
笑っちゃうくらい、当たり前の光景だ
分かっている
永遠のものなんてない
特別なことなんかじゃない
ありふれたこと
そう、大概、ニュースにすらならない
繰り返される光景
大概、記憶に留められることもなくなっていく
初めて、お酒を飲んで酔ったまま、ピアノを弾いた
決してやらなかったことなのに
何となく、ピアノに失礼かな、って思いもあったし、むきになって弾いて指を痛めそうだから
決してやらなかったことなのに
酔ったまま、ピアノを弾いたよ
今日だけ、許してね
鈍った指が転びに転んで
叩きつけた鍵盤は、軽すぎて揺れた
涙とともに怒りがこみ上げてくる
何で?何でよ?
認めないからね。認めないから。
それでも分かっている。
ありふれた光景だってこと。
別に悲しいことなんかじゃないってこと。
笑っちゃうくらい、当たり前なんだってこと。
感傷に浸ったって、容赦なく毎日はやってくる訳で。
泣いている暇なんか、本当に泣きたい人には許されない訳で。
飲めないお酒を飲んで、のんきにピアノを叩く私になんか
本当のところは分からない訳で。
人が生きている限り、感じる心がある限り、
ずっと笑っていられる訳なんてなくて、
笑っている人がいれば、泣いている人がいる訳で
いや、だから、そもそも、別にそんな大層なことじゃなくて
普通にやってくる普通のことだから!!
泣く必要なんてなくて、悲しむ理由なんてなくて、だから!!
結局、明日もまた、皆、それぞれの場所に立っていなくてはいけない訳で。
泣いている暇なんかないんだ
容赦なくやってくる日常が、きっと一時だけ忘れさせてくれる
そしてまた、思い出しては、怒り、泣くんだ
だから、何が言いたいかって言えば、
訳が分からなくて
まだ、ありがとう、も、お疲れ様、も
言えないんだ、ってこと
ただひたすら混乱しているんだ、ってこと