―Give me the reason,please...
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あんな残酷なことがあるんだろうか?
―――
また、会社のトイレで泣いちゃった
ここが、遠い場所で良かった
情報が入ってこないから、こっそり泣くくらいで済んだのかも
帰りの電車の中、落ち着かなくて、一生懸命本を読もうとした
電車から降りて、歩きながら、情報を必死で集めようとした
入ってきた情報は、
残酷だった
歩きながら、泣いてしまった
もう、涙目じゃなくて、泣いてしまった
嗚咽しそうで、堪えた
不思議なもので、手足は、動く
泣きながら、必死で手足を動かして、家へ向かう
漸く着いた自分の部屋で
暗闇のまま、スーツも脱がず、タオルを握り締めて泣いた
嗚咽が抑えきれなくて、タオルで自分の口を塞いで、泣いた
隣の部屋から苦情が来るか、変な声が聞こえるって通報されるか、なんて恐れながら
泣いた
泣けて泣けて泣けて、仕方なかった
―――――
言いたい事は、沢山あるよ
あなたにも
あなたの周りの人にも
言ってやりたい事は、沢山あるよ
でも、
混乱しすぎて、泣きすぎて、もう、よく分からない
どこかで、まだ、
現実とは思えない
次から次へと、色々な言葉が出てきて、消えていく
捕らえ切れなくて、こうして綴ろうとしても、逃げていく
漸く言葉にしたものは、何だか、ちょっと違う
―――――
丹念に丹念に長い時間掛けて積み上げてきたものを
一瞬で、失ったかもしれない、あの人
誰が、あの人を責められるのか
あんなにあんなに、頑張ってきた人を
想像する事すら恐いくらい
傷を負ったかもしれない、あの人を
それでも責められるあの人を
救えるのは、あなた
責めてもいいのも、あなた
きっと責めないのが、あなた
――――
あなたへの想いを、力に変えられた人もいる
褒めてあげて
もっともっと褒めてあげて
とてもとても、辛い思いをしていたはずだから
とてもとても、寂しい思いをしていたはずだから
それでも、ずっとずっと、頑張ってきたから
気付いた?
母親を探す子どものような、不安げな眼差しに
所在無げな、落ち着かない様に
決して離れず、ひっつかず、近くに居る姿に
褒めてあげて
もういいってくらい、褒めてあげて
あなたから、が、何より嬉しいはずだから
これから、また厳しい道を、今度は独りで歩むあの人に
もういいってくらい、力をあげて
――
あの人が、試されている瞬間、
残酷な現実を目の当たりにした瞬間よりも、
泣けてきた
タオルで必死に口を塞ぎながら、祈った
強く強く、祈った
もう、何もいらない、と思うくらいに
その後、脱力したくらいに
―――――
あなたへの想いを秘めて、笑顔だった人もいたね
もう、存分に泣いたのか
まだ、泣くことができないのか
泣くことは、違うのか
特別の、想いがあるはずの、あの人、あの人
ぴったりくっついて
時を惜しむように、味わうように
どんな言葉も、もう、いらないのかもしれないね
――――
あなたに関わった人全てを、そこへ並べて
襟首つかんで、問い質したいくらい
『もう少し、どないかならんかったんかいっ!』と
あなたも含め、問い質したい
けれど、
ほんの些細な、現実が、沢山たくさん積み重なって
今の、現実がある
誰かを責めるのは簡単で、逃げ道として、楽だ
けれど、
あなたは、責めない
だから、
私は、誰かのせいにするのを止めよう、と自分に言い聞かせている
必死で、言い聞かせている
叶わなかった、それ、をあげつらうのではなく
叶った、それ、を感謝するあなたの姿
あなたの言葉
必死で、あなたを見ようと聴こうとしている
悔しい想いも、哀しい想いも、割り切れない想いも
のこってしまっただろう
けれど、
その方が、かえって良かった、と思うことにするね
心がのこった方が、かえって良かった、と
のこってしまった想いを、どうするか、
苦しいけれど、どうするのか、
それを楽しみに待つことにするね
と、物分りのいい振りを、必死でしています
本当は、混乱しすぎて、よく分からないのです
ほんの少しの誰かの言葉で、心が揺れてしまう
それなのに、まだ、受け止められない
少しずつ、少しずつ、受け止めていくようにしよう
少しずつ、少しずつ、泣きながらも、
日常に紛れさせて、薄めて、いこう
昨日、あれだけ嗚咽して泣いて、
不思議と、少しすっきりもしている
会社で、笑うこともできたよ
また、独りになった週末が恐いけれどね
まだ、どこかで奇跡を信じたいと思ってしまっているけれどね
だから、まだ、最後の言葉を、言えないのだけれどね
―――――
100%、全て、大満足、なんて人はいない
誰もが傷を負っている
だから、
傷を負った、あなたの大切な人たちのこれからを、
信じ、願い、祈ることに、するね
さあ、恩返しの始まりだ
さあ、独りひとりの、旅の始まりだ
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