―Give me the reason,please...
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本当に、終わったんだね
"気付くと考えていて涙目になってしまう状態"を脱した、と思っていた
ここ暫く、忙しくして、考えないようにしていたし
あなたが決めた"最後の日"、
それが過ぎても、まだ、信じずにいた
毎年やってくる、締めくくりの日、それさえも、
その日が過ぎてなお、現実感がなかった
まだ、信じられずにいる
それでも、あなたの旅は、終わったんだね
私は、ふわふわしたまま、
深いはずの葛藤を感じさせないあなたの言動を、笑いながら泣いて見つめている
写真の中には、あなたのとびきりの笑顔が、変わらずあって
あなたの厳しい顔も、深い眉間のしわも、そこにはあって
文字の中には、あなたの言葉が、変わらずあって
誰かを励ます言葉、誰かを叱る言葉、いつも誰かを深く思うあなたの言葉があって
いつも、
いつも誰かを心配して、誰かを思いやって、誰かを見守って、
いつも誰かを支え続けた
いつも、いつも、いつも、
あなたは、いつも、誰かの為にあった
一番、分かりやすい輝きを放っていた時、だけじゃなく、
苦しい時も、辛い時も、しんどい時も、悔しい時も、
いつも、いつも、誰かの支えになっていた
いつも、いつも、できることの最大限を、ひたむきに
それを思い出す度、それに触れる度、それを新しく知る度、
私は、また、涙する
何となく予感があって、
途中で胸騒ぎがして、
現実を突きつけられて、動揺して、荒れて
現実を受入れようと、必死で自分に言い聞かせて
少しずつ、少しずつ、現実を見る、準備をしていたはずだった
"最後の日"、最後、だと分かっていたはずなのに、信じずにいた
それでも、分かっていたはずの私は、あんなに泣いて、
泣いて、泣いて、泣いて、泣いたのに
すっきりするくらい、泣いたのに
今もまだ、泣くことができる
"最後の日"、その日がきたら、きっと
『お疲れ様、ありがとう』を、きっと、言おう、と
きっと、言える、と思っていたのに
私は、まだ、『お疲れ様』を言えない
あなたの旅は、終わったけれど、
信じたくないけれど、終わったのだけれど、
けれど、また始まった、のだから
だから、言わなくてもいい、ということにするね
多くの人の心の中に、
あなたが教えてくれたことが、生きていて
あなたがくれた勇気が、生きていて
あなたがくれた優しさが、生きていて
あなたがくれた厳しさが、生きていて
私の心の中にも、
あなたの笑顔、言葉、仕草、優しさ、厳しさ…
色々な、『私なりの』あなたが、生きている
そして、これからも、
あなたはまた、違った形で、多くの人に、私に、
色々なものを、もたらしてくれるのだから
あなたはまた、色々な形で、多くの人の中で、私の中で、
糧となって、範となって、目標となって、支えとなって、
在り続けるのだから
だから、
『お疲れ様』は、なしの、『ありがとう』だけ
あなたの旅は、終わったけれど
あなたの旅が、始まった
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