―Give me the reason,please...
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9.12 あれから一年
"悲劇" "悪夢" "絶望" …私たちは、色々な呼び方をする
一年。
"長いようで、短かったね" …私たちは、そんな言い方をする
そこに、あなたの想いがのこっていて
『まだ、諦め切れない』 と、きこえている
"志半ばで" と
私たちは、そんな言い方をよくするけれど
半ばじゃなかった人なんて果たしているのだろうか
悔いがのこらない人なんているのだろうか
繰り返してきたこと
いつかはその順番が来る
分かっていること
それでも、あなたの順番は『まだ』、何となくそう思っていた
私たちは、忘れていないよ
忘れられないよ
それが、悲劇だった故に、唐突だった故に
結局、私たちは
残酷な、観客なんだ
それが、"突然の悲劇"じゃなかったら、きっと
忘れてしまう、薄情な観客なんだ
その瞬間が、いつかはやってくることを
私たちは知っていて
それが、必ずしも順番通りではないことも、準備をさせてくれるとは限らないことも
分かっているのに
本当に失って初めて
『知りませんでした』みたいな顔をして
私たちは、泣く
あなたに続いてしまう人たちがいる
望むと望まないとに関わらず
"志半ば"であろうとあるまいと
あなたの前にも、あなたの後ろにも
無数に、続いている
当たり前にそこにいる、ことが
当たり前ではないことを
あなたがこんなにも残酷に教えてくれたのに
それでも、私たちは、毎回、初めてのような顔をする
学習機能がない、観客なんだ
大切にしているつもりでも、尊さを分かっているつもりでも
本当は、わかっていなくて
手が届かなくなって初めて
『やっぱりそれが欲しい』と駄々をこねる
私たちは、この秋、また、駄々をこねる羽目になる
こんなにも、大切だったのだ、と嫌というほど思い知らされる羽目になる
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